No.60

cell-rocket ペンシルロケット60周年
ピンポン玉からミニミニロケット

2015.4.19.掲載

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マッチロケットより安全で、飛跡のスモーク美 しい、小さな小さなロケットです。
   
チャッカマンでロケットをゆっくり熱して点火し、発射します。竹串がランチャーなので、私は竹串を手持ちして飛ばしています。
   
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  ピンポン玉のかけらが燃料です。
   
  凹んだり割れたりしたピンポン玉をはさみで刻んだものが燃料です。 ピンポン玉はセルロイドというプラスチックで、ニトロセルロースに可塑剤として樟脳を混ぜて作られます。 ニトロセルロースは手品でお馴染みの「綿火薬」です。
   
    ピンポン玉を燃やすと、シューと良く燃え、樟脳の匂いが立ちこめます。 純粋なニトロセルロースより燃焼速度は遅いようです。きっと、安全のため、ニトロセルロースの硝化の割合を低く抑えているのかも知れません。もっともピン ポン玉を細かく刻めば燃焼速度が増すので、刻み方で調整できます。
   
    飛跡が白くなるのは、未燃焼の樟脳のためであると思います。 締め切った部屋で飛ばすと樟脳の匂いが充満しますから、ご注意下さい。虫よけにはなりそうですが‥。


実は本家ペンシル の燃料に近い
       
1955年に糸川英夫博士が水平発射実験を行ったときの「ペンシルロケット」の燃料は「ダブルベース火薬」といって、ニトロセルロースとニトログリセリン を混合したものでした。本実験ではニトログリセリンのかわりに樟脳が入っていますので、おだやかです。

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ピンポン玉の使用する面積は1cm×1cmくらいで十分です。長さ1cmていど、はば1mmていどに適当に刻みます。
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アルミホイルははば6cmくらい、長さ12cmくらいの長方形に切って、端に折れ目をつけた所の中央に燃料をまとめて置き、竹串で塞ぐようにアルミを巻い て行きます。竹串に1cmていどアルミがかぶっている状態です。
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アルミホイルを竹串の方からねじって行き、内容物に密着させます。全長は少し短くなります。先端部はガス漏れの無いようにしっかりねじります。右側の写真 のように先端を折り返すとガス漏れの心配がなくなります。アルミホイルで尾翼を付けても良いですが、あまり重くならないようにします。下は尾翼のないタイプ。

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発射の前に、かならず、アルミの中の竹串をくるくるとまわして、きつ過ぎないか確かめて下さい。写真のライターは少し炎が大きいですが、 1cm2cmていどの炎で十分です。    
水平から30°ていど上向きに発射すると、数メートルの距離飛び、飛んだ飛跡に白い煙が残されます。

starマッチの頭薬を使ったマッチロケットと比べ、燃焼時間が比較的長く、推力は比較的弱いので、まっすぐ飛ぶとは限りません。周囲の安全に充分注意して下さい。

star飛行後は機体が高温になっています。不用意に素手で触るとやけどします。

star飛行後は未燃焼の樟脳を含むと思われる排ガスが発生しますので、なるべく換気の良い場所で行って下さい。

star糸 川先生のペンシルロケットで始まった日本の固体燃料ロケットの最新版であるM-V(ミュー5型)ロケットはゴムと酸化剤を主原料とする混合型固体燃料を使 用しています。10年前、ペンシルロケット50周年の年に参加した混合型燃料の素人再現実験のページがまだ残っています。ドイツのV2ロケット形のものが私の 作品です。
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