No.10 プラスチック・プリズム  
2000.5.18.掲載 '00年〜実施 物理・光

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このように工作用紙を切り、折って組み立てると、逆三角形のカップ型になります。両面テープやセロテープで止めます。中央の切り込みの部分は切り過ぎないようにしないと、液漏れします。

紙でなく、ポリエチレンや塩ビなどの材料で型を作れば、離型や研磨も簡単で、紙はがしの手間がかからず、型は何度でも使えるでしょう。でも、それでは、簡単すぎるかも。

折り目にはスジを付けておくなどして、きちんと組立てましょう。

ポリエステル樹脂に少量の硬化剤を混ぜてから、流し込みます。5cm×5cm×2cmの直角プリズムならば、1個で25ccです。

写真はクラス40人分が硬化中です。戸棚にクラスごとに入れて、ガラス戸を少し開けて置きます。空気中の湿気を吸いながら、硬化します。

次の日には、完全に硬化します。たわしで洗ったり、ナイフなどを使って紙をはがします。

水平面だった面は透き通っていますが、表面が少しべたべたして、指紋が付きますが、これはごく表面だけで、中はカチカチです。

紙ヤスリで研磨します。紙ヤスリを机に置き、その上で往復させて研磨します。

#40から#1200程度まで、4段階くらいで研磨します。

このようになります。平面になりましたが、曇っています。

最後は指などにピカール(金属みがきです!)をつけてみがきます。

表面が板ガラスのように透き通ったら、出来上がりです。

★ポリエステル樹脂は、「リゴラック」という商品が工芸店や画材店などに売られています。今回は貰い物(一斗缶)でした。お店で見てみると、硬化剤付きで1kg缶が2500円という値段でちょっと高い。一斗缶だともう少し割安のはずです。

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