コースを走れるように改造

学研キット「スターリングエンジン」の設計コンセプトとしてはアルコールランプ程度で得られる温度でゆっくりと住宅の床や机の上を走れる車ということです。

20mていどの平坦なコールを1m/sていどで走れるように改造してみました。

まず、プロペラや発電モータなどははずしてしまいます。

キットでは低温度差でも動くようピストン行程容積に対してディスプレーサの容積が大きいので、試験管の大きさを30%減らしました。カットした試験管にはつばがなくなりますが、Oリングで代用します。

燃料はゼリー状アルコールで多少火力を強くします。

出力が増加したので、減速比を小さくして車速を上げます。車軸の位置をずらして、ロンビックギアから1段減速にしてしまいます。

ボールベアリングを車軸用に追加しました。ベアリングホルダは発泡ウレタンで製作してみました。

コース壁に接触した時に舵を切れるように、旋回式の前輪にステーを取り付け、ガイドローラーをつけました。前輪軸がスムーズに動くように回転軸をとめます。

前輪アクスルの後部をバネで引いて旋回から直進へ復帰できるようにします。バネは付属の台に取り付けるバネを流用します。

2005年2月26日第2回外燃カーコンテストで走らせました。早足で歩くくらいの速度で、快調にゴール出来ました。