stirling engine car

bellows-mini

noBB-bellowsと同じベローズをミニクラスへ適用しました。外観を単純化し、 流動抵抗を小さくするためにベローズとディスプレーサを直線上に配置しようと考えました。

ロンビック機構

ピストンと違い、ベローズの中心軸は直線上に拘束されないので、そのままではディプレーサピストンを支持できません。しかし、せっかくベローズは無摩擦なのですから、ブッシュ等で拘束して摩擦部分を増やしては意味がありません。 そこで、直線運動リンクの登場です。

ロンビック機構は直線配置のために考えられた駆動機構です。小型化、サイドスラストの低減、動的バランスの点ですぐれています。

ディスプレーサの支持

ヨーク(横棒)を使ったタイコ形ではなく、完全なひし形のロンビック機構として、リンクのみで連結部の2点が直線運動を行うような構造としました。この2点によって、ディスプレーサを支持し、ベローズを拘束します。  

ロンビック機構の寸法

 

各部の寸法がつぎの値の場合、ディスプレーサとベローズのそれぞれの動きは右上のグラフのようになり、平均の位相差は約90度となります。

歯車半径:16mm
クランク半径:5mm
コンロッド長さ
 ディスプレーサ側:23mm
 ベローズ側:25mm

 
アニメーション(71kB)

ベローズとディスプレーサの行程容積を考え、ディスプレーサケース(試験管)の径を選び、ストロークと行程容積は次表の通りになりました。

  ストローク ボア 行程容積
ディスプレーサ 15.0 25 7.4
ベローズ 13.7 18 3.5

 

組立図      

 

部品表

主な部品

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